1.ライオンズクラブとは

「社会奉仕を目的とする世界最大の国際ボランティア団体」です。
会員は年会費を払って各地域のクラブに所属し、
その会費をアイバンク支援などの活動費に割り当てるのです。

さらにクラブ会員(通称ライオン)は、清掃奉仕や献血の呼びかけ、
さまざまな地域での活動にも数多く参加しております。

社会奉仕に少しでも関心をお持ちのかたは、
一度 「例会」 を覗いてみませんか?
ライオンズクラブはみなさんの近くに必ずあります。
何故に「ライオン」という名前を掲げたのか?
クラブ創立当初、それは度々議論の的になったそうですが、
一人の会員が上記のような意味を述べて演説したところ
満場一致で賛同され、以来二度と「ライオンズ」の名前について
異議を申し立てる者はいなくなったそうです。

つまり、ライオンズクラブとは
「自由と知性と国家の安全のために奉仕する」 団体なのです。

 

 

■ライオンズクラブから生まれた『白い杖』
みなさんは日常の生活の中で、例えば通勤や通学の途中で
目の不自由なかたが使用されている『白い杖』を
ご覧になったことが必ずあると思います。

この白杖(はくじょう)は、1930年にイリノイ州ペオリアの
ライオンズクラブ会員ジョージ・A・ボーナムが発明しました。
そして今、世界中の視覚障害者がこの発明品を使用しています。

また、1925年のオハイオ州セダーポイント国際大会において
かの有名なヘレン・ケラーが、スピーチの中で、ライオンズクラブに対し
『盲人のために暗闇と戦う騎士』になることを望んだ日から
ライオンズクラブの「視覚障害を減らすための活動」が始まりました。

現在、アメリカでは10月15日が「白い杖安全の日」とされ、
視覚障害者が何を必要としているかについて広報活動が行われます。
また世界中のライオンズクラブが、アイバンク基金など
さまざまな支援活動を各地で行っています。

 

 

■ライオンズ国際協会の目的
世界に保と美との間に相互理解の精神をつちかい発展させる

よい施政とよい公民の原則を高揚する。

地域社会の生活、文化、福祉および公徳心の向上に積極的関心を示す。

友情、親善、相互理解のきずなによってクラブ間の融和をはかる。

一般に関心のあるすべての問題を自由に討論できる場を設ける。
ただし、政党、宗派の問題をクラブ会員は討論してはならない。

奉仕の心を持つ人びとが個人の経済的報酬なしに
社会に奉仕するようはげまし、また、商業、工業、専門職業、公共事業
および個人事業の能率化をはかり、道徳的水準をさらに高める。

 

 

「 ウィ・サーブ  我々は奉仕する 」

1917年の創設以来、ライオンズクラブはそれぞれのクラブが属する
地域社会への感謝の意を込めて、人々へ奉仕を行ってきました。
清掃活動などの地域に密着した活動から世界的な失明予防活動などの
遠大なプロジェクトまで、ライオンズクラブは常に地域社会の
より良い未来を築くために、取り組んできました。

今日、世界191の国及び地理的領域に44,600以上のクラブを有する
ライオンズクラブは、この地球上で拡大するニーズにこたえるために、
更に支援の手を広げています。

日本のライオンズクラブは1952年、フィリピンのマニラ・ライオンズクラブの
スポンサーにより誕生しました。現在、日本では全国で3,360クラブ、
約12万人の会員が、地域社会のニーズにこたえて、
さまざまな奉仕活動に取り組んでいます。

私たちのプログラムは新しいニーズとより大きな要求に対応するために
変化していきます。しかし私たちの使命は決して揺らぐことはありません。